
目が乾く、なんとなく不愉快な感じがする、目が疲れやすい、重たい感じがする、光をみるとまぶしい、目が痛いなどが、ドライアイ(乾き目)の際に訴えの多い症状です。
原因はシェ-グレン症候群に代表される自己免疫疾患などの場合もありますが、年齢とともに涙の分泌は低下することが知られており、そのため若い頃は問題なく装用できたコンタクトレンズが、年齢とともに装用できないCL不耐症をきたす方も増えています。また、現代人はストレス過多のためか、年齢が若くても以前に比べて涙の分泌量が少ない傾向にあります。涙の量が低下すると涙から栄養を供給されている角膜や結膜の状態が悪くなり、角膜上皮などに傷がつきます。
まずは人工涙液とヒアロンサン点眼液(関節腔や肌にに広く分布する生体物質)を点眼して症状を改善させます。それでも不十分な場合は、涙を排出するための出口である涙点にプラグを挿入して目から涙を流出させない治療法もあります。
レーシック術後のドライアイは、約6ヶ月間位は続きます。
レーシック手術の際フラップを作成する事で角膜内に分布する神経線維が切断されてしまうためにまばたきをしてもその刺激が涙腺に伝わらず涙の分泌が阻害されてしまうためです。